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第一部 東国遠征
景行天皇は戻ってきた日本武尊に向かって仰せられた。
「東の国々はあらぶる神々が反乱を起こしている。東へ赴き服従しない人々を平定してきなさい」
そこで日本武尊は、伊勢の大神宮の斎宮(巫女のようなもの)であり、叔母にあたる
ヤマト姫のもとへ別れを告げるために訪ねて言われた。
「父は、わたしを死んでしまえばよいと思っているのでしょうか。
西の方の荒ぶる者どもを平定して都に返り上ってから、いくらも時がたってはいないのに、
武器も下さらずに今度は東の12カ国を平定せよとおっしゃいます。これは私など死んでしま
えということにしか思えません。」
そういって涙を流す日本武尊に、ヤマト姫は一振りの剣と小さな袋をお授けになった。
「その袋は危険なことがあればお開けなさい。」
A:剣の由来を尋ねる
B:袋を開けてみる
C:そんなことより旅先の情報を聞く
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