第31回 なんじゃこりゃ!?
「交通弱者用押ボタン」
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今回の「なんじゃこりゃ」は、この写真。
場所は、静鉄「県立美術館前」駅前の南幹線との交差点だ。(下写真)
信号機の脇に白い箱の押しボタン。
普通の「歩行者用押しボタン」は、黄色の箱だが、これは白い箱だ。箱の上には「交通弱者用押ボタン」と書いてある。
ボタンの上にも「からだの不自由な方の押ボタンです」と注意書きが書かれている。
これを押すと一体、どうなるんだろう?介添えの人が来てくれるのか?すぐに信号が青になるのか?それとも信号が青になったら、音声で教えてくれたり、メロディーが鳴ったりするのか?
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禁断のボタン、スイッチオン!! |
箱に「おしてください」と表示がある。
勇気を出して、赤いボタンを押してみる。
押すと、小さな音で「ピピピピピ」と箱から音がして、表示が「おまちください」に変わった。
介添えの人は来ない。すぐに信号が青に変わることもない。
しばらく待つと、フツーに信号が青に変わった。
音声も出ないし、メロディーも鳴らない。
そのうち、フツーに信号が赤に変わった。押しても押さなくても何の変化もないようだ。
このボタン、一体なんなんだ?ギモンは深まる。
ネットで調べてみると、このボタン、押すと青信号の時間が長くなるらしい、ということがわかった。
早速実験。
押さない場合、青信号の時間は約20秒、押すと青信号は約30秒になることがわかった。
(その分、その次の南幹線の青信号の時間がが短くなった)
押しボタンには、目の不自由な方の絵が描かれているが、「交通弱者用」なので、お子様連れ、お年寄り、車いすなど、横断に時間がかかる方が、気軽に押していただくためのボタンのようだ。
それにしても、この押しボタン、ちょっと説明不足。「押すと青信号が長くなります」などの説明を書いてくれればいいのに。これでは、せっかく設置しても、利用者少なそう。
参考URLはこちら。http://www.city.hekinan.aichi.jp/TYUU-JHS/wmap0212/pics-4anime.htm(碧南市HP)
※この押しボタン、歩行者信号の「青」の時間が長くなりますが、その分、南幹線の「青」の時間が短くなります。節度を以て利用しましょう!!
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