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第29回 なんじゃこりゃ!?
「鳴らないカリヨン」
 今回の「なんじゃこりゃ」は、この写真。

 え?こんなの草薙にあったかな?という方は、下の写真をご覧ください。

 そうです。この時計塔、JR草薙駅前のロータリーに立っています。

 時計塔が建てられた当時に発行された記念誌が手に入ったので、ここにその内容を引用します。

 「風のメロディ」と名付けられた時計塔は1987年3月、県立美術館、静岡県立大学等の存在する文化圏として発展しつつある草薙の駅前に建立されました。
 この街の文化性を多くの人々に感じてもらうことができたらとデザインした、この時計塔は、本体がステンレス製、近代的な感覚とスマートですっきりとしたフォルムに、新進若手彫刻家である堤直美氏による優しいイメージの”笛を吹く天女”のブロンズ像と、コンピューター制御でメロディー演奏が可能なカリヨンを組み合わせて、人通りの多い駅前広場という立地条件に目で、耳で楽しめるよう対応し、季節ごとの風のささやきを爽やかに伝達してゆきます。
 芸術性・音楽性豊かなモニュメント時計塔は、文化の拠点であり、明るくパワーアップした草薙商店街の象徴としていつまでも時を語り続けてゆくことでしょう。

 −−カリヨン演奏時刻−−
 AM 8:00 喜びの歌
 PM12:00 幸福の鐘
 PM 3:00 憩い
 PM 6:00 家路

 当時この塔を建てた人たちの気持ちがよく伝わってくる。

 1987年とは、昭和62年。国鉄が分割民営化された年だ。取材現在である平成18年は2006年。およそ20年の月日が流れているが、今もなお古さを感じないデザインである。当時、新進若手と言われた堤直美氏は、現在56才。日展評議員を勤めている。

 さて、記念誌には、「コンピューター制御でメロディー演奏が可能」とあり、演奏の時刻まで書かれている。
 確かにこの時計塔には鐘が付いているが、現在鐘は鳴っていない。

 実は、筆者もこの鐘の音を聞いたことがある。
 正午には、近くにある広報スピーカーから、「椰子の実」のチャイムが鳴るので、2曲同時に音がして、不協和音を醸してしたものだった。

 駅前商店街会長、市川さんに話を聞いた。
 「建てた当時は鳴っていました。結構評判も良かったんです。でも、鐘の構造に問題がありまして、今は故障していて鳴らないんです。修理するのに400万円くらいかかるそうです。構造に問題があるので、修理してもまたいつかは故障します。」
とのことだった。

 草薙商店街の象徴として、この街の発展を見守ってきたこのカリヨン、もう一度聞いてみたいものだ。
  でも400万円かぁ...高いなぁ。

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