前回なんじゃこりゃの「静鉄 狐ヶ崎駅」のホームから撮影したもの。
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橋の近くまで行ってみよう。 こんな橋だ。
川は道路の下を流れており、見えない。 |
さらに近くから撮ったものがこの写真。
わかりにくいが、水が流れていることがわかる。
その橋の下にJR東海道線の電車が走っているのが見える。 |
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鉄道の上を普通の橋がまたがっている。
橋の下の線路は全部で4本。
見えている電車は静岡鉄道。
静岡鉄道の左にはJR東海道本線が走る。
実はこの橋、人間の他に、川も渡しているのである。
橋の青くペンキが塗ってある部分を川が流れている。
以前、橋の左右は丘陵地として地続きであった。
丘陵地には「谷津沢川」という川が流れていた。
明治20年(1887)頃、東海道本線を開通させるため、切り通しの工事が行われた。
当然、川の流れを途中で止めるわけにはいかない。
そこで、鉄道の上に「谷津沢川」を橋で渡す工事が行われた。
昭和49年(1974)の集中豪雨(七夕豪雨)の時には、谷津沢川の土手が決壊し、濁流が東海道本線と静岡鉄道に流れ込み、鉄道が不通となる大災害になった。
現在のこの橋は、平成元年(1989)に完成したものである。
線路の下を川が流れていることはよくあるが、
電車の上を川が流れているというのは、日本でも珍しいのではないだろうか。
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