第24回 なんじゃこりゃ!?
「巨大アロエ?」
静鉄県立美術館駅で下車し、美術館に向かうとすぐ南幹線の交差点に出る。
交差点を渡って左側の角にこの植物は植わっている。 |
|
この辺りは造園業を営む農家が多く、この植物も造園農家の畑に植えられている。
見た感じはアロエだが、とても大きい。
幅は2メートルほど高さは1.5mほど。
畑には、「玉樹園」という看板が出ていた。
さっそく「玉樹園」さんにおじゃまする。
ご主人に話を伺った。
記者 |
「すいません、南幹線沿いに植わっている大きなアロエの事について話を聞きたいのですが...」 |
ご主人 |
「アロエ??」 |
記者 |
「そうです。おおきいアロエ。美術館駅前の交差点にある...」 |
ご主人 |
「ああ、あれね。リュウゼツランだよ。」 |
記者 |
「リュウゼツランですか...じゃあ花が咲くんですか?」 |
ご主人 |
「さぁ...咲いたの見たことないね」 |
以上でインタビューは終了。
アロエだと思っていた植物は「リュウゼツラン」だった。
しかし、花が咲いたところを見たことがないという。
育て方や気候に問題があり咲かせることができないのか?
リュウゼツランについて調べる必要がありそうだ。
ネットなどを利用し、調べてみた。
リュウゼツランはメキシコ原産の植物で、葉は、テキーラの材料になる。
「リュウゼツラン」というのは、葉に黄色い斑が入ったものをいい、
写真のように葉に斑がないものは「アオノリュウゼツラン」と呼ぶ。
100年(実際には50年〜80年)に1度しか花が咲かないので、
別名「Century Plant(百年植物)」とも呼ばれる。
花は、枝を10mほど伸ばして咲く。
咲いた後は枯死する。
詳しくはこちらから。
持ち主のご主人さえ花を見たことがないはずだ。
数十年に一度、それも死ぬ前に花を咲かせる植物だったのだ。
この「アオノリュウザツラン」は、いつ花を咲かせるのでしょうか。
これからは注意深くこの植物を見守っていきたい。
平成19年(2007) 売れたようで、現在はありません。
|
|
|