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桜井戸前の庚申塔 |
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普済寺墓地付近にある庚申塔。
左から寛政12(1800・庚申)年、
万延元(1860・庚申)年、
大正9(1920・庚申)年、昭和55(1980・庚申)年
すべて庚申の年に建てられている。 |
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ここの他にも、静鉄県立美術館駅北側の「普済寺」墓地付近、第10回なんじゃこりゃ信号機の坂を100m程下りたところにある「桜井戸」前、第6回なんじゃこりゃキティ石像の「東光寺」境内など、様々なところにこのような石碑は建っている。
これらの碑は「庚申塔」と呼ばれ、村人の長寿を願って建てられたものです。
「庚申」というのは、こよみの「かのえさる」の日のことです。
60日に一度、この「かのえさる」の日はやってきます。
この庚申の日の夜、人が 眠っている間に、体内にいる「三尸(さんし)」という虫が、
天に上り、その人の犯した過失を天帝に告げに行くそうである。そしてその罪によって、寿命が短くされると信じられていたのです。
そのため人々は、三尸の虫が体から出ていかないように、庚申の晩は徹夜をして過ごしたそうです。
手元の資料によると、3年に一度、この碑が建てられた、となっているが、そんなに頻繁に建てられたものでもないらしい。
草薙の庚申塔は、左から
昭和55(1980・庚申)年、
昭和39(1964・甲辰)年、
大正9(1920・庚申)年、
万延元(1860・庚申)年、
建立年不明、
となっており、昭和39年と建立年不明の碑を除くと60年おき、庚申の年に建てられている。昭和39年は「甲辰」なので、音は「コウシン」となりますね。
鳳林寺のページに庚申信仰について詳しく載っています。
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