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入り口の石段 |
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お堂の裏にあった人形の石像。
聖一国師が人形の技術を伝えたことから
ここに建てられたのだろう。 |
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草薙から南幹線を清水方面に車を走らせていくと、御門台のあたりから上り坂になる。
左に「栄ちゃんラーメン」を見ながら、坂を上り、少し下ると右側に、この赤い建物が見えてくる。
早速、近くまで行ってみる。
ジャスコの駐車場に車をとめ、ジャスコの南側から、南幹線のガードをくぐると、すぐ入り口がある。
ジャスコは、「狐ヶ崎ヤングランド」という遊園地の跡地に建てられたものだが、その遊園地があった頃は、「ミニチュアランド」の奥からはいれるようになっていたと記憶している。
この建物は、「聖一国師堂」といって、聖一国師というお坊さんの像を安置している御堂です。
聖一国師(しょういちこくし)(=円爾弁円(えんにべんえん))は、臨済宗の僧で、は、1202(建仁2)年、駿河国安倍群大川村栃沢(現在の静岡市栃沢)の生まれ。
1235年〜1241年に宋に渡り、製麺、人形などの技術や、茶の実を持ち帰り、我が国に伝えた。
静岡茶の起源は、聖一国師が宋から持ち帰った茶の実を、静岡市足久保の地に栽培したのが始まりだと言われている。
僧侶として最高の栄誉である「国師」の号を日本で最初に与えられ、聖一国師と謚号。1280(弘安3)年遷化。
この御堂は、国師の高徳を称え、偉大な功績に感謝して後世にその遺徳を伝えようと1954(昭和29)年に建てられた。
参考資料:静岡大百科事典
御堂の前の看板 |