草薙駅を南に向かって歩き、南幹線を越えると道が2本に分かれている。
道なりに右側の道を行くと、道は上り坂で、ぐっと右に曲がっている。 そして、坂の頂上にセブンイレブンがある。セブンイレブンの前の信号を左に曲がると、右手に見えてくるのがこれです。
これは古墳です。
前方後円墳。
蘆原(イオハラ)の国(現在の富士川から大井川のあたり)の支配者の墓ではないかと推定されています。
6世紀初頭、古墳時代後期のものと推定されます。
全長40m、前方部(四角い部分)11.5m、
後円部(円い部分)直径21.8m、
高さが前方部2.1m、後円部4.85m、
周溝の存在も確認されています。
以前、このひょうたん塚古墳は草ぼうぼうの荒れ地であったが、区画整理によって現在のようなきれいな公園に生まれ変わった。
この古墳の周囲には円墳が数ヶ所存在していたが、調査を終了して取り壊されて、今はこのひょうたん塚古墳を残すのみである。
塚の前に説明版があり、「道を隔てて北東側に一ヶ所を残すのみとなっております」となっている。
「北東側」とは説明版を見たとき右後側のことである。
右後ろを振り向くと...郵便局。
確かにそこは、以前茶畑で、その茶畑の一部が円く盛り上がっていたのですが、平成13年、マンションのモデルルーム建設のため、その古墳も取り壊されたのです。もったいない。
その後、マンション完売のためモデルルームはなくなり、しばらく空地になっていましたが、平成16年7月26日に、草薙郵便局になりました。
(2006.12.15 加筆修正 めきゅ) |
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