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考える犬とは草薙駅のロータリーに居座っている、体長50cmほどの犬の石像である。
2000年10月、県立大学の小島教授により草薙の象徴として作られたものである。
小島教授は、「草薙ネット」という組織を作り、地域発展の活動をしている。(建立年を訂正し、一部加筆した。2006.12.15 めきゅ)
かの有名な「考える人」を師匠とし、上野の「ハチ公」をライバルとしている。
知名度の点では上記の両者にはまだまだ遠く及ばないが、
誕生以来確実に草薙の街に浸透している(はずである)。
草薙駅を降り立った年輩の方々は足をとめ、「考える犬」と共に考える。
無邪気な子供達は「考える犬」の周りを走り回る。
華やいだ若い恋人達は「考える犬」の前でデートの待ち合わせをする。
「考える犬」は考えるという行為によってこの草薙の街の精神文化をより豊かにするという小さな野望を抱いてる。
一度騙されたと思って目をつぶり、「考える犬」共に考えてみるのもよいだろう。
再び目を開いた時、その街が今までと違って見えるかもしれない。
ちなみに、この犬には「シコウ」という名前がついている。渋谷「ハチコウ」の「ハチ」の半分で「シコウ」としゃれたのだろう。また、それに漢字を当てて「思考」としている。
(追記 2006.12.15 めきゅ)
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