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日本武尊は剣の由来をお尋ねになった。
そこでヤマト姫は次のように仰せになった。
「この剣は天のむら雲の剣といいます。その昔スサノオの尊が出雲の国において
ヤマタノオロチを退治したときに、その尾から出てきたといわれるものです。
その後、天皇が地上に降臨されたときに天照大神から与えられ、神社に収められたものです。」
そして、日本武尊を見送られた。
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