第14回 なんじゃこりゃ!?
今回の「何じゃこりゃ」は、こちらです。
「沢村栄治VSベーブ・ルース」
静鉄県総合運動場駅を下車し、運動場の方に向かって歩き、
地下道をくぐると、この像はある。
草薙野球場の東側です。
1934年(昭和9年)、アメリカ大リーグからホームラン王ベーブ・ルースや、
打撃王・鉄人ルー・ゲーリックやジミー・フォックスら豪華メンバーが参加した
親善チームがやってきて、日本の社会人選抜チームと対戦をしました。
何試合行ったかはわかりませんが、試合は全敗でした。
そんな中で、唯一「1対0」という際どい試合が行われたのが、
第10戦、草薙球場でした。
そのとき、日本チームで活躍したのが、沢村栄治でした。
澤村栄治選手
彼はまだ17才で、当時京都商に在学していたのですが、
このチームに参加するために、学校を中退したのです。
彼は伝説の強打者ベーブ・ルースを1ヒットに抑え、取られた得点は、
ゲーリックのホームラン1本という惜しい内容のピッチングでした。
この全米チームから、9つもの三振を奪ったのです。
ベーブルース選手
この試合を記念して、1991年3月、この像が作られました。
沢村選手について詳しくはこちら。
ベーブルース選手について詳しくはこちら。
第10戦のオーダー
| 全日本 | 全米 |
| (左) 二出川 | (遊) マックネア |
| (中) 堀尾 | (二) ゲリンジャー |
| (右) 矢島 | (一) ルース |
| (遊) 苅田 | (左) ゲーリッグ |
| (中・左) 夫馬 | (三) フォックス |
| 打 杉田屋 | (中) エブリル |
| (一) 山下 | (右) ミラー |
| 打 井野川 | (捕) ヘイズ |
| 走 李 | (投) ホワイトヒル |
| (二) 水原 | |
| (捕) 久慈 | |
| (三) 新富 | |
| (投) 澤村 |
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
| 全日本 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 全米 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | A | 1 |
一般に澤村選手の背番号は、14番が有名ですが、昭和9年全日本チームでは8番をつけての力投でした。
担当:めきゅ