第11回 なんじゃこりゃ!?

今回の「何じゃこりゃ」は、これです。
棒の上にプロペラが!?

「茶畑の扇風機」

巨大扇風機
青空の下、巨大扇風機が!!

写真は、県立大学の北側にある茶畑で撮影しましたが、
茶畑のあるところ、だいたいこのプロペラが装備されています。

昼間にくるくる回っているのは、風に吹かれているだけで、
機能しているわけではありません

このプロペラ、名前が付いています。
「防霜ファン」というそうです。
その名の通り、霜を防ぐ扇風機なのです。

茶畑の風景
このように茶畑にたくさん立っています。

茶葉の収穫は、
一番茶(4月下旬〜5月中旬)
二番茶(6月中旬〜7月中旬)
三番茶(7月下旬〜8月上旬)
四番茶(秋番茶)(10月上旬〜下旬)
4回行うのが普通(三番茶を摘採しない場合もある)なのですが、
特に農家を困らせるのが、この一番茶の収穫の前に降りる
春の遅霜なのだそうです。
遅霜がお茶の新芽凍らせ枯れさせてしまうのです。
これを防ぐために、この「防霜ファン」を回し、
霜が降りないようにしているのです。

扇風機の高さは7〜8m、ファンの大きさは直径60cm〜1m、モーターは1〜4馬力
上の暖かい空気下に流すことで霜を防いでいます。
なんと左右に首を振りながら回っているそうです。
温度センサーが付いており、
設定の温度を下回ると自動で回り始めるようになっています。

八十八夜に向けて人の見ていない夜に活躍する
巨大扇風機、「防霜ファン」なのでした。


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