<何じゃこりゃ!?>

草薙に存在するちょっと気になるモノについて
ちょっと調べた不定期連載「なんじゃこりゃ」のコーナー。
第2回は「たいらぼっち」である。

記念すべき第二回「なんじゃこりゃ!?」に登場するのは「たいらぼっち」である。
「たいらぼっち」とは静清土地区画整備事業の完成記念として、静岡県によって平成5年11月に建てられた銅像である。ちなみに静清土地区画整備事業とは、昭和39年10月29日から平成5年11月10日まで行われた草薙周辺の一大土地整備事業のことである。

つまり、「たいらぼっち」とは約30年に渡って行われた壮大な事業の完成記念像なのである!

所在地は県立美術館からの道路を下って100m。南幹線へ向かって左側、谷田宮の後公園の手前になんとなしに居座っている。全長は縦約3m、横約2mとなかなかの長身。顔、手、足がかろうじて確認出来る程に存在している。顔はモアイを連想させるようでいて、お世辞にもハンサムとはいえないが人の良さそうな作りである。手と足は極端に短くできている。

そもそも、この「たいらぼっち」は伝説の中の、「国づくりの巨人」であり、静岡県は静清土地区画整備をある種の「国づくり」と考え、後々もこの草薙周辺が良い発展を遂げるようにと、この巨人にあやかったのである。

現在「たいらぼっち」は静清土地区画整備が少し昔の事業であったこともありあまり若者の間で話題にのぼることは少ない。しかし、いまだからこそ、この「たいらぼっち」を会い、その傍らに座り、そしてミニ草薙歴史研究家になってみてはどうだろうか。この草薙の周辺にも約30年以上にも渡るちょっとした壮大な事業があったことに想いを馳せながら。


担当:竹千代

 

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