コラム 「草薙の物価って適正?」 (第13回)
静岡県立大学は公立でありながら、県外からの学生が多数集まった
大学で、私なんかも地方の人間でしたが、結構愉快な大学生活を
送っていました。
でも、静岡にきて草薙に住み、物価が安いと思ったことは一度と
してありませんでしたね。 「マルキ」の閉店前の惣菜の値段や、
「フーリガン」の年中お祭り状態の飲み放題価格は別格ですが。
東京のほうが物価が高い、なんて思っていましたが、ものによっ
ては供給が需要を抜いて物によっては結構やすく手に入ったりします。
住居に関してはあれだけの人が肩を寄せ合っているのですから高い
のは当然で、駐車場なんて月の家賃といっしょだなんて話が半分冗談
で聞かれたりします。
静岡は東京と名古屋からちょうど180kmずつ離れた中核都市で
すが、価格も均衡を保っているのか、大して安い商品があるわけで
はない。これはおそらく静岡の市場の閉鎖的な面を反映しているの
でしょう。草薙は静岡のベットタウンで、また、学術地区でもあって
一概に価格に関しては安さを求められないんだろうなと思います。
いづれにせよ安さを感じさせるような商売をやっているところが
少ないですね。もしくは価値観のあるような物を置いている店が
少ない。これって住人の意識にもかかわってくると思いますよ。
逆に高いものでもいいものと思わせる商売ができているのか、とも。
物価は需要と供給で決定されるものですが、草薙はこのバランスが
取れているのかも知れません。
ちょっと冒険したお店を、草薙で拝見したいものです。お店の
オーナーでこれを見ている方、草薙の物価に挑戦してみませんか?
あなたのお店が街の起爆剤になると私は信じてやまないのですが…。
marucchi |