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まるっちコラム 「そうだ、京都、いこう…(後編)」 (第12回)

 「大人の修学旅行」と銘打って旅たった今回の京都訪問。
なにかしっくりいかないことがありました。それは私の抱く京都のイメージ
違った、という点です。

 イメージとはあくまでも作られたものに過ぎませんが、私を京都に
赴かせたのは他でもないそのイメージでした。
 お寺や観光名所といわれるところへは、ガイドブックで歴史やその云われを
出発前に叩き込んでいき、その目的地に到着し、観光する、感動するという
一連のプロセスが私の京都観光には出来上がっていました。
しかし、金閣に到着しても人だらけ、八坂神社に行ってもなんとなく湿っぽいし。
四条大橋に赴けばコギャルだらけ。
何か違う…。

 貧素なイメージを持っていたのが悪いのか、あまりにも俗っぽくなってしまった観光地
が悪いのか分かりません。が、少なくともガイドブックの写真から抱く時間の止まった
「静」の京都のイメージと、あくまでも京都も生活の場所であるという
「動」の京都という現実のギャップがあまりにも大きかったことは否めません。

 京都四条で乗ったタクシーの運転手は、「京都の男は今でも麻呂言葉を話してると
思わはってるでしょ?」という、なんともシニカルなことを言ってましたが、それもそのはず
生の京都を知らずに、一方的に理想をつくりあげておいて幻滅するのは、
私の勝手なのです。

 そんなことを云われてポツリと考えたのが、一見博物館のような京の都は、
街が生きているから、あの静かな佇まいが引き立つのだということ。
あくまでも街は人の生活の場であり、歴史や建造物はその空間を創造する土壌
に過ぎない、と。
しかし、魅力的な街は人というソフトと、空間というハードのコラボレーションが
高まった結果、街はさながらアトラクションと化するのです。
 
 今回の京都の旅での教訓は、五感を総動員して初めて、その街の魅力が垣間見れる
のだということと、相手は生き物であり、なめてかかると痛い目にあうということ。
まさに、今回の私は後者ではなかったかと、、
 さらなるアトラクションをもとめて各地を訪問しますよ。

marucchi
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