心温まる地域交流をするスポーツ店です
今回のちょっとそこまで草薙は、県立大学が谷田に開学して以来、 県大生と心温まる交流を続けてきたという草薙の老舗のスポーツ店である、 「クサナギスポーツ」を紹介しよう。 店内は、ごく普通のスポーツ店であり、野球のバットやボール、卓球やテニスのラケット、バスケットボールが所狭しと並べられている。近くの小中学校の体操服なども取り扱っている。が、静岡では盛んであるはずのサッカー用品がひとつも並べられていないのが、逆に目に付く。これについて、店長である桜井庄之助さんは、 「サッカー用品は、サッカー専門店に任せればいい。」 と話す。 この店で特筆すべきことは、店の内装や売っているものではなく、店長桜井さんと県大生との関係であるといえる。桜井さんと県大生との最初の関わりは、開学当初、準硬式野球部の創設に協力したところから始まる。創部されたばかりでお金がなかった部に対し、桜井さんは、備品に協力した。それがきっかけで、県大の運動部やサークルの人々と交流する機会ができたのだそうだ。その付き合いは長く卒業しても、手紙のやりとりをしている人が多くいるそうだ。県大生との写真や送られてきた手紙や年賀状は、きちんとアルバムに閉じられ保存されている。閉じられた年賀ハガキには、「結婚しました」「二人目の子供です。」というような言葉が垣間見えるなど、桜井さんと県大生の交流の長さが感じられる。 店長桜井さんがなぜ学生を大切にしようとする姿勢でいるのか。それは、桜井さんが歩んできた人生と密接な関係がある。高校卒業後、進学して東京に上京。商経学部で学んでいたが、どうしても音楽の勉強をしてプロになりたくて音楽大学を受験した。最初の大学の残り一年を夜間にして卒業。音楽大学は、プロを目指して頑張った。東京フィルハーモニー交響楽団に決まった時、プロの道が開けたので、大学は中退。ホルン奏者として活躍。一番油の乗った時期に考える所があって、故郷静岡に戻り、スポーツの振興を考え、スポーツ店を開いた。東京での学生時代、いろんな人に助けられたので、その人たちに直接お礼や恩返しが学生という身分ではできなかった。恩返しができる年齢になったころには、その人たちはもういない。それで恩返しのつもりで、当時自分がいろいろ助けられたことを、今の学生にしてあげたいと桜井さんは思い、ここまで学生とのつながりを大切にしてきた。 「組織に縛られるのがイヤな人が増えたね。野球部で言えば9人に縛られるのがいやだ!と思う人が多くなった。」 と桜井さんは、最近の県大生について語る。また、携帯電話の普及で通話料などを払わなければならないのでバイトに励むあまり、スポーツ用品を買ってスポーツをやろうという学生が減ってきているのだそうだ。 「携帯電話は、我々の敵ですよ」 と苦笑い。それでも、自宅にパソコンを購入し、ADSLの契約をし、携帯電話のメールもすいすいとこなし、アマチュア無線の大きなアンテナも持っている。 「結局、こういうのが好きなんだよね。」 交流している学生に負けない若さとやる気に満ち溢れている桜井さんだ。 30年前”有度ソフトボール連盟”という名前で、この地区のソフトボールチームのお世話をして以来、そのチームとの交流が進んでいる。 また、生涯スポーツとして5年前、グラウンドゴルフクラブを結成。会員260人余りであるこのクラブの事務局を担当している。多くの会員から、このスポーツを通じて新しい友達や交流ができて、太陽の下で健康に楽しめるスポーツを広めてくれたと感謝されています。 開学以来、クサナギスポーツは、スポーツ用品店とその客という立場を越えて、県大生との関わりを大切にしてきた。今日も桜井さんは、県大生を暖かい視線で見守っている。 |
カット | 4500円〜 |
カットパーマ | 9000円〜 |
スーパーストレートパーマ | 15000円〜 |
カットカラー | 8500円〜 |
営業時間 | AM10:30〜PM9:00 予約優先 PM6:00以降は完全予約制 |
定休日 | 月曜・第二火曜・第三日曜 |
連絡先 | 054−265−9885 |
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