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『書くことが生きがいに』
岩崎 和子さん
草バトン6人目となる今回は、文芸仲間つながりです。山本ちよさんからのバトンを受け取ったのは、詩や随筆などを中心に静岡の文芸界で活躍中の岩崎和子さん。
岩崎さんは、これまでご自身が歩まれてきた人生や日々心に響いた事柄を、詩や随筆などの表現を手段に、数々の作品を生み出している一人。その腕前は、これまでの受賞作品数からも明らかです。毎年出品する静岡市民文芸では、常に上位の評価を受け、平成17年度には市長賞(トップ賞)を獲得。さらには県民文芸でも随筆部門でトップ賞獲得の経験が。その他にも受賞作品数は数え切れないほどに。またその傍らでは、今年(2007年)3月までの6年間、静岡市文芸協会の編集長として、文芸仲間の活動を支える大役を果たしたり、そして今でも有度公民館の公民館活動をお世話するお仕事も。
これほどまで精力的に文芸活動に尽力されていますが、インタビューで初めてお会いした岩崎さんは、‘奇をてらうことなく自分の信念を貫く方’・・そんな素敵な印象を持ちました。やはり最初に気になるのは、「書きたい」と思ったきっかけについて。それを紐解くには、岩崎さんの中学時代にまで遡ります。当時から、自分の心にあるものを誰かに伝えたい・・という強い思いを抱いていたという岩崎さん。すでにその頃には、才能の芽が備わっていたようで、ある先生の「詩でも書かないか?」となげかけられた一粒の種がキッカケで、楽しみながら文芸の道を歩むことに。その後、女性として結婚・出産・育児などを経験し、30年以上の歳月を経た現在、そこから培った表現力・洞察力を織り交ぜながら、意欲的に書き続けています。
岩崎さんが求めている文章とは?
「ありふれた言葉や表現ではない、自分独自の言い回し」
なのだそう。そこから読者が感じ取る感動が、大きければ大きいほど、‘書くこと・表現すること’は楽しいもの。過去にはこんなエピソードも。ある新聞のコラム欄に掲載されていた、某記念館館長さんの記事の内容に感動し、労いの意味も込めてその館長さん宛てにメッセージを送ったことがあるそうです。すると、館長さんはそのメッセージに心を打たれ、館長さんはその感動を次のコラム内にて岩崎さんの実名入りで掲載したこともあるそう。まさにそういったやり取りこそが、言葉で表現する大きな喜びにつながることに。そして、その喜びを幾度となく経験してきた岩崎さんは、詩や随筆と共に生きていることを強く感じました。
取材日:2007年9月28日
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