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『吉川の歴史や文化を次世代へ』
駿河吉川会 会長 吉川治郎さん
前回お話を伺った、堀場昭司さんのバトンを受け取ったのは、清水吉川(きっかわ)に詳しい吉川治郎さん。

 吉川さんは、ご自身の生まれ育った清水吉川の歴史や文化を深く掘り下げ、それを後世に伝える活動を行っている第一人者。地名の由来にもなっている、吉川氏の歴史は鎌倉時代にまで遡り、それから800年余の時を経た現代にも脈々と受け継がれています。その間、吉川氏は安芸(広島)大朝や周防(山口)岩国など各地に居を構えた歴史があります。吉川さんが奥山顯氏(故人)と共に、清水吉川の歴史や文化財の理解、保存を目的とした駿河吉川会を立ち上げたのが平成13年6月。以来、大朝や岩国を始め、多くの人との関わりの中で、その成果が冊子へとまとめられるに至っています。

 吉川さんにとって駿河吉川会は第二の人生の活動の一つ。ちなみに第一の人生は小学校教師として35年間を過ごされました。退職を機に始まった第二の人生では、自治会の仕事にも尽力しつつ、吉川の歴史や文化をめぐる交流を続けています。そのような活動のもとには、
「吉川の歴史や文化財を見つけ、伝え、知ってもらいたい。そしてそれを100年、200年先まで残したい」
という吉川さんの強い想いがあります。

 またユニークな活動として、清水区吉川と掘込に位値する清水変電所に人間味をもたせようと、変電所のあらましを記した看板を付近に設置しました。
「吉川の5分の3くらいを占める変電所が、市民のために役立っていることを伝えたい。」
様々な視点から、客観的に見ることの大切さを知っている吉川さんだからこそ、このようなアイディアが生まれてくるのかもしれません。

「第一の人生でも色々な人との巡り会いがありましたが、第二の人生はまた違った出会いがあり、世界が広がりました。」

 その時々で時代を見つめ、世界観が広がっても、的確に情報を把握しようとする吉川さんの姿勢。歴史や文化を大切にすることは然る事ながら、そのような姿勢を持つことは、情報に溢れた現代に最も必要なことなのかもしれません。

取材日:2007年2月27日
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