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草アート 美術館裏側ツアー紹介!
    
近寄りがたいものに近寄る快感 

 美術館って何だろう?そう思った事はありませんか?
 そう思った事がなくても、今ここで改めてちょっと気になったリしませんか? 
 ひょっとしたら、「美術館なんて、わけのわからないものを仰々しく奉っているナルシストたちの巣窟だ」と思っている人もいるかもしれません。あるいは、「この上なく大事な人類の遺産を全力を尽くして保護して、私たちにそれに触れる機会を与えてくれる宝の館だ」と絶賛する人もいるかもしれません。
 しかし、実際に美術館裏側ツアーを見て最後に感じたのは、心から美術品を愛し、またプライドをかけてそれらを守ろうとする人々の優しい熱意でした。
 さあ、あなたもこのチャンスを利用して裏側ツアーに参加してみませんか?
          @裏側ツアー入り口
@ツアーを始めるのも、通常は人目にさらされる事のないウラ側から。はきはきとした学芸課のガイド李さんと共に、まず警備員室へ。いきなりそこは写真撮影禁止。どのようになっているかは、行って見てのお楽しみ。

A中央管理室は美術館全体の空調など、環境を整える設備。まるで工場のような大きなタンクでは冷水を絶えず溜めている。かすかなブドウのような匂いが不思議だった。  
 ↑A中央管理室
←B学芸課スタッフ 












    ↓C総務課スタッフ         
B学芸課は、美術館の展示展などの企画を練る、美術館のシンクタンク。書類の山の中で、今日もスタッフが研究に明け暮れる。

C総務課は、学芸課で練りに練られた知恵の詰まったイベントを実行に移す実務を請け負う精鋭たちだ。学芸課と総務課の二人三脚で美術館は今日も生き生きしている。
 その他、書庫や、図書室などを

今まで一般人には近づく事さえできなかった、美術品収蔵庫へ!固く閉ざされていた扉が開かれた。その中に安らかに眠っている絵画たちも、いずれまた私達の前にその姿を見せるに違いない。なお、この収蔵庫は切りこみの入ったカナダ産の木でできており、その木が息をする事でより収蔵品に適した環境を作り出している。また、収蔵室は絵画の材質によって3室に分けられており、それぞれ中の気温や湿度を変えて、その絵画の材質に最も適した環境にしてある。さらに、ひとつひとつの絵画の状況に併せて、ケースに入れたり、立て方を変えたり、まるでワインを寝かせる時のような気遣いがされているのだ。 

 ↑作品所蔵庫

 一通り美術館の見えざる場所を見て、様々な驚きを満喫した後は、今開かれている特別展「ザ・ベスト展」を実際に見て歩く事によって、今度は表舞台をも満喫しました。最後は美術館最大の見物であるロダン館(一番上の写真参章)で、のんびりとロダン彫刻を味わいました。
 ツアー後には、県立美術館スタッフへの質問時間もあるので、この機会にいままで不思議に思っていた疑問を解消!

一度でニ度どころか、五度おいしい美術館裏側ツアーでした。

ごちそうさまでした!


↓ 美術館の売店


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